2023.01.27

不動産投資における4つの主要リスク 失敗しない為の対策


この記事では、不動産投資に伴うリスクとそれに対する対策を詳細に説明します。
リスクを理解し、危機的な状況を避けるための方法を知っておけば、過度に恐れることなく対処することができます。


リスク①空室リスク


不動産投資における複数のリスクの中で、空室リスクは特に重要です。
これは、入居者が見つからず家賃収入が得られない状況を指し、結果として月々のローン返済を自己の収入や貯蓄で行う必要が生じるリスクです。

空室リスクが高まる根本的な原因は、需要と供給がかみあっていないことです。
その地域に住む人が減ってきているのであれば、住宅需要も減るため空室も出やすくなるでしょう。


■空室リスクの回避方法

・賃貸需要の高いエリアで物件を選ぶ
・家賃をわずかに下げる
・ペット可、外国人可といった入居条件を柔軟にする
・入居者に人気のある設備を取り入れる


不動産投資において、物件の立地は最も重要な要素です。
賃貸需要の高いエリアにある物件を選ぶことで、入居者が見つかりやすく、退去後も新しい入居者が迅速に見つかるため、日常生活への負担が少なくなります。



リスク②家賃滞納リスク


入居者がいても、家賃の滞納リスクは存在します。家賃引き落とし口座の残高不足や、支払意志のない入居者など、様々な理由で家賃が滞納される可能性があります。


■家賃滞納リスクの回避方法

・管理会社に依頼すること
・入居審査を厳格に行うこと
・家賃保証会社の利用
・連帯保証人を設定すること


リスク③家賃下落リスク


家賃下落リスクとは、物件の老朽化や劣化に伴い賃貸需要が減少すること、または物価変動により家賃を下げる必要が生じるリスクを指します。


■家賃下落リスクの回避方法

・敷金や礼金などの初期費用を低く抑える
・リフォームやリノベーションを行う
・設備を最新式に更新する

何らかの理由で、従来の家賃での入居者が見つからない場合は、家賃を下げることで新たな入居者が見つかる可能性があります。
しかし、家賃は一度下げると上げづらくなるため、あくまで最後の手段と考えましょう。



リスク④地震リスク


地震リスクとは、地震やその他の自然災害が物件に損害をもたらすことによって生じるリスクです。
例えば、地震による建物の倒壊や損傷、さらに津波による流失などが挙げられます。
地震を含む災害は予測不可能であるため、「いつか起こる」という前提で準備することが重要です。


■地震リスクの回避方法

・新耐震基準を満たした物件を選択する
・地震保険に加入する(火災保険も含む)
・異なる地域に分散して投資する


※新耐震基準とは…建築確認日が1981(昭和56)年6月1日以降の耐震基準を新耐震基準と呼びます。
この新耐震基準は「震度6強、7程度の地震でも倒壊しない」ことを前提に作られています。



■まとめ


不動産投資は家を貸し、家賃収入を得ることですから、借り手が見つかる物件を選ぶことが肝心です。人口が多い、または再開発が計画されているエリアの物件を選びましょう。

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