2023.01.29

不動産投資は「現金」か「ローン」どちらで始めるのがいいの?メリット・デメリットを比較


不動産投資に関心があるけれども、ローンを組む際の返済負担や自己資金の少なさが心配で、自分には無理ではないかと悩むことはありませんか。

この記事では、不動産投資を現金またはローンで始める方法について紹介します。
それぞれのメリットとデメリットを比較し、最適な選択を考えてみましょう。


■現金で購入するメリット


・月々のローン返済が不要です。
・金利支払いが発生しません。
・審査が不要なため、迅速に購入手続きが可能です。
・ローンの審査が難しい属性の方でも、投資用不動産を購入することができます。


現金購入は、ローン返済に伴う金利の発生を避けることができるため、大きな利点となります。
これが最大のメリットです。
さらに、ローン返済の義務から解放されることも、現金での購入を推奨するポイントの一つです。


購入までの手続きの中にローン審査がないため、スピーディーに進められます。
毎月のローン返済がなく、入居者からの家賃収入のほとんどを手元に残しておける点も現金購入をする魅力です。
リフォームや突発的に発生した修繕などに余裕を持って対応ができるでしょう。



■現金で購入するデメリット


・自己資金の減少
・自己資金を超える物件の購入が不可能
・レバレッジ効果が得られず


現金での購入は、自己資金を大きく減少させることになります。
家賃収入が手元に残しておけるとはいえ、購入で減った分を回収するのには、時間がかかる点もデメリットです。
また、レバレッジ効果を得ることが難しい点にも注意が必要です。
レバレッジ効果とは、少額の資金で大きな利益を得ることを指します。


ローンを利用すると、金融機関からの融資により、自己資金を超える価値の物件を所有することが可能です。
しかし、現金購入では自己資金以上の価格の物件を購入できません。
購入できる物件の価格に上限がある点も現金購入のデメリットです。



■ローンで購入するメリット


・少額の自己資金で開始可能
・団体信用生命保険への加入が可能
・レバレッジ効果を利用できる
・キャッシュフローが増加する

自己資金が少ない場合でも、ローンを利用することで高価な物件を購入することが可能です。
入居需要が高い物件は価値があり、現金での購入は困難なことが多いです。
ローンを組むことで、少ない金額で大きな収益が見込めるレバレッジ効果へ期待が高まるメリットも魅力でしょう。


また、ローン返済者が万一の事態に備えて団体信用生命保険に加入することも可能です。
自己資金を手元に残せるため、家賃収入が減ってしまったときでもカバーできる安心感もメリットです。



■ローンで購入するデメリット


・審査が必要で、手続きには時間が必要です。
・ローン契約の手数料や金利の支払いが必要です。
・毎月のローン返済があります。


ローンを組むためには、金融機関の審査を受ける必要があります。
ローン契約のために必要な書類を用意したり、審査が通るまでに時間がかかったりなど、手続きがスピーディーに進まない点がデメリットです。
毎月のローン返済は、心理的な負担となることがあります。


■不動産投資は現金とローンどっちが良い?


不動産投資物件の購入には、現金払いとローンの両方にそれぞれ利点と欠点が存在します。迷っている場合は、自身にとって現金払いかローンのどちらが適しているかを基準に判断すると良いでしょう。


【現金で購入するのが向いている人】

・自己資金が豊富な人
・審査を通過しにくい属性を持つ人
・融資を受けるのが難しい物件を購入したい人


投資物件を所有するためには多額の資金が必要で、自己資金に余裕がある場合は現金での購入が適しています。
ローン完済時の年齢が高い、勤続年数が短いなどローン審査で引っかかりやすい属性の人も現金での購入を検討する必要があるでしょう。


また、購入を希望する物件が再建築不可で建て替えが困難な場合、不動産の価値が低いため融資を受けることが難しいです。
そのような状況では、現金での購入が適しています。

【ローンで購入するのが向いている人】

・自己資金が少ない方
・安定した収入を持つサラリーマン
・レバレッジ効果を望む方


自己資金が少ない場合でも、不動産投資を始める方法としてローンを利用することが適しています。

安定した収入のある会社員などは、ローンを利用して購入する方法を検討するのも一つの手です。契約者の属性はローン審査に大きく影響するため、非常に重要です。
安定した収入があるサラリーマンは金融機関からの評価が高く、融資が受けやすくなっています。
自己資金以上の収益を得るのも、ローンを活用した投資用物件の購入により可能です。



■まとめ


投資物件を購入する際、現金払いとローンのどちらを選ぶかは、それぞれに利点と欠点があります。
投資の目的や資産の状況に応じて最適な方法は異なるため、自身に適した購入方法を選択することが重要です。

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