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2023.04.10
ファミリー向けの物件と単身向けの物件、どっちが良いの?
マンション経営を検討する際、ファミリー向けと単身者向けの物件がありますが、不動産投資ではどちらが有利かは一概に言えません。
それぞれの特徴を見てみましょう。。
■ファミリー向け物件の特徴
ファミリー向けの物件には次のような特徴があります。
・入居期間が長い
・駅の郊外でも需要が存在する
・入居者の質が高い
・原状回復にかかる費用が高額
・空室期間が長引く可能性がある
1.「入居期間が長い」
ファミリー向け物件は、単身者向け物件と比べて居住期間が長い傾向にあります。
一般的に、ファミリー向けは平均して6年、単身者向けは4年で退去すると言われています。
子供がいる家庭では、学区変更を避けるために引っ越しをしたくない場合もあるため、ファミリー向け物件は一度入居すると安定しやすいという利点があります。
2.「駅郊外でも需要がある」
ファミリー向けの住宅では、子供の通学の便を考慮することが多いため、車を使うことが増える傾向にあります。
そのため、住環境が整っている地域では、最寄り駅から少し離れていても、入居者を惹きつける利点があります。
3.「入居者の質がいい」
一般に、家賃が高い物件ほど、入居者の質が良いとされています。
同じ家賃帯でファミリー向けと単身者向けの物件を比較すると、ファミリー向けは年齢層が高く、コミュニティを重視する傾向があるため、入居者の質が単身者向けよりも良いと言えるでしょう。
4.「原状回復費用が高い」
ファミリー向けの住宅は、単身者向けよりも広い面積を要します。
居室が広いほど、壁紙やフローリングの張替えが必要になる面積も増えます。
面積が単身者用の3倍であっても、家賃が3倍になるわけではないため、リフォーム費用が家賃に占める割合は高くなります。
5.「空室期間が長くなる」
旦那様が気に入っても奥様が好まない、または奥様が気に入っても旦那様が好まないなど、意見が合わないことで意思決定に時間がかかり、結果として空室期間が長引く傾向にあります。
■単身向け物件の特徴
ファミリー向けの物件とは異なり、単身者向けの物件には以下のような特徴があります。
・短期間での入居が可能
・入居者が見つかりやすい
・賃料が高め
・リフォーム費用が低い
1.「入居期間が短い」
ファミリー向け物件と異なり、単身者向け物件は学生や独身社会人が主な居住者であるため、卒業や転職などの理由で退去するケースが多く見られます。
2.「入居者を見付けやすい」
「入居期間が短い」という点についてですが、単身者向けの物件であれば、立地やその他の条件が良ければ、空室になったとしても新しい入居者を見つけることは容易です。
3.「単価が高い」
一般に、ファミリー向け物件と比べて、単身向け物件の面積当たりの単価(㎡単価)は高くなります。
同じ広さの部屋であれば、単身向け物件は家賃収入が多く、ファミリー向け物件よりも利回りが良いと言えます。
4.「リフォーム費用が安い」
ファミリー向けの物件に比べて面積が小さいため、退去時の原状回復費用やリフォーム費用が安くなります。
■結局どっちがいいの?
ファミリー向けと単身向けの物件にはそれぞれ利点と欠点があります。同じ条件であれば、単価が高くリフォーム費用も抑えられる単身向け物件の方が有利かもしれませんが、実際には条件が完全に同じになることはほとんどありません。
地域によって、単身者向け物件とファミリータイプ物件のどちらが有利かは異なります。学生や単身社会人が多い首都圏や大都市では単身者向け物件が、郊外や駅から少し離れた場所ではファミリータイプ物件が有利になることがあります。
立地による有利・不利を考慮し、購入は慎重に行うべきです。
■まとめ
ファミリー向け物件と単身向け物件、どちらがよりお得かは一概には言えません。
結論としては、立地によって異なるため、購入前には慎重に検討することが重要です。
また、初心者には単身向け物件がおすすめです。
ワンルームマンションへの投資は、比較的少ない投資金額で始められるため、不動産投資の入門として適しています。
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