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2023.05.15
比較してみた!株式投資と不動産投資どっちがオススメ?
不動産投資と株式投資は、どちらもサラリーマンに人気の投資手段です。
初心者が本業を続けながら投資を始める場合、どちらが利益を得やすいかは重要な問題です。
それぞれの投資の特徴、メリット、デメリットを比較しながら検討していきましょう。
ここでは不動産投資と株式投資について、「投資の利益」「投資の流動性」「投資の流れ」の3点から違いをみていきます。
■不動産投資の方法
【不動産投資の利益】
不動産投資における主な利益は、保有する不動産から得られる家賃収入です。
また、購入価格を上回る価格で売却することができれば、売却益も得ることができます。
【不動産投資の流動性】
不動産投資は株式投資と比較して資産の流動性が低く、売却に時間がかかることが一般的です。
売却に必要な期間は物件によって異なりますが、通常は少なくとも3ヶ月程度は見込むのが普通です。
【不動産投資の流れ】
不動産投資を始める際には、まず賃貸需要の高いエリアで物件を購入します。
次に売買契約を結び、代金を支払います(融資を利用する場合は、金融機関の審査を経てから融資を受け、その後で代金を支払うことになります)。
物件の引き渡しを受けた後は、空室があれば入居者を募集し、入居希望者と賃貸契約を結んで家賃収入を得ます。
■株式投資の方法
【株式投資の利益】
株式投資で利益のメインとなるのは、株式の売買による売却益です。
また、株式を保有していることで配当や株主優待を得られることもあります。
【株式投資の流動性】
株式投資は流動性が高く、通常、株式市場の営業時間内であればいつでも取引が可能です。
ただし、平日の営業時間外や土日祝日、年末年始などの市場が休業している時は取引を行うことはできません。
【株式投資の流れ】
株式投資は、証券会社を選び、口座を開設して入金することで始めることができます。
その後、銘柄を選んで株を購入し、株価が上昇した時に売却することで利益を得ることができます。
また、配当金の支払いや株主優待を受けるためには、配当権利確定日や優待権利確定日に株を保有している必要があります。
■不動産投資のメリット・デメリット
不動産投資の主な利益は、物件を保有し長期にわたって家賃収入を得ることです。価格変動(リスク)が小さいことは、収益(家賃収入)の安定性に深く関連しており、これはメリットでありながら同時にデメリットでもあります。
【不動産投資のメリット】
1.不動産は流動性が低いですが、1日で大きく価格が変動することは通常ありません。
また、建物は築年数の経過によって価値が低下しますが、大阪圏などで入居者の付いている賃貸物件などは価値がゼロになることは考えにくいため、資産価値を維持しやすいです。
2.ローンを利用することで、わずかな自己資金でもレバレッジを利かせた投資を行うことができます。
3.不動産所得は給与所得などと損益通算ができるため、帳簿上赤字になれば節税効果もあります。
4.物件価格や利回りの変動が急ではないため、毎日確認する必要がありません。
5.不動産投資は、物件をローンで購入すると一般的に団体信用生命保険に加入するため、万が一の際はローンが無くなった不動産を家族に遺せます。
賃貸している場合は家賃収入も相続人に引き継げます。
6.不動産からの家賃収入が、老後の年金不足の対策になります。
【不動産投資のデメリット】
1.投資する物件を購入するまでに、物件探しや融資の審査などが必要であり、購入までに一定の時間を要します。
2.固定資産税や都市計画税、管理費や修繕費などの維持管理費用が発生します。
3.不動産価値は短期間で大きく変動しないため、一獲千金を狙う投資には向いていません。
4.不動産投資は基本的にインカムゲイン(家賃収入)を目的とする中長期の運用が前提であり、短期の運用には向いていません。
5.不動産の所有には火災や地震などによる災害のリスクがあることや、賃貸に出すことで家賃の滞納などの人的トラブルが発生するリスクがあります。
■株式投資のメリット・デメリット
株式投資は流動性が高く、価格の変動が激しいため、一般的にはハイリスク・ハイリターンとされる投資手法です。
株式市場は、国内外の政治や経済の動向に大きな影響を受けます。
そのため、株式投資で利益を得るためには、新聞やニュースを通じて世界の情勢を常にチェックすることが重要です。
【株式投資のメリット】
1.株式投資は証券会社に口座を開設し口座に入金すればすぐに始めることができ、買い手も売り手も多いため、売買もしやすいです。
現金化がしやすいため、急に資金が必要になったときにもすぐにできます。
2.価格変動の幅が大きいため、短期間で購入価格の2倍や3倍になるなど、大きな利益を得られるケースもあります。
3.株を保有している間に、不動産投資のような維持管理を行う手間は発生しません。
4.株は投資価格の幅が広く、安いものは数千円程度から売買できます。
複数の銘柄への分散投資もしやすいです。
5.日本の、上場会社の数は2022年4月の時点で3874社あり、多くの銘柄から投資先を決めることができます。
6.配当金や自社商品やサービスなどの株主優待がもらえる銘柄もあります。
【株式投資のデメリット】
1.株は価格変動が大きく急なため、元本割れをするリスクも大きく、企業が倒産すると紙きれ同様になることもあります。
2.プライム市場銘柄の2022年4月の加重平均利回りは2.03%とさほど高くありません。
3.株式の損は不動産投資のように給与所得との損益通算が出来ません。
4.株式は信用取引を行うと、自己資金の最大で約3.3倍のレバレッジを効かせた投資を行うことができますが、金融機関からの融資を受けることは出来ないため不動産投資よりもレバレッジ効果が小さいと言えます。
5.株式は1日の中で大きく価格変動を起こすことがあるため、日中に値動きが気になると、本業を持つサラリーマンは仕事に支障をきたす恐れがあります。
また、仕事中に価格が乱高下して、損失が出ることも考えられます。
■不動産投資をおすすめできる人
【老後資金も視野に入れて、手堅く運用したい人】
不動産の価値は安定していて、物件という現物が残るため、価値が急にゼロになることは考えにくいと思われます。
長期間手堅く運用できるため、老後の生活費のことも見据えて投資できる人に向いているため、ミドルリスク・ロングリターンの投資といわれることもあります。
【レバレッジを効かせた投資をしたい人】
不動産投資では、頭金10万円で物件価格の100%を借り入れることができるため、レバレッジを利用した投資が可能です。
【放置しておいても投資ができる方法をお探しの方へ】
不動産投資では、購入後の賃貸管理や建物管理を管理会社に委託することが可能で、これにより購入後の手間が大幅に軽減されます。
■株式投資をおすすめできる人
【僅少な額の資金からすぐに投資を始めたい人】
株式投資は、証券会社で口座を開設し、資金を入金することで直ちに開始できます。
安いものでは数千円程度から買える銘柄もあるので、僅少な額から投資をスタートできます。
【インターネットを利用して、人と直接関わらずに簡単に取引を行いたい方向けの情報】
株式投資はインターネットでの取引が可能であり、対面での取引に比べて手数料が割安です。パソコンやスマートフォンを使用して証券会社のウェブサイトやアプリから簡単に取引ができるため、手間をかけずに取引を行いたい人に適しています。
【換金性が高い資産への投資を希望する方】
株式は流動性が高いため、株式市場では多くの取引相手が存在し、売買手数料も低く抑えられています。
そのため、現金が急に必要になった場合でも、迅速に売却することが可能です。
■まとめ
株式投資はインターネットを通じて少額から始められ、即時に売買が可能な点が魅力です。
一方で、不動産投資は価値が1日で大きく変わることは少なく、管理会社による物件の管理を委託すれば、細かな管理なしに長期運用が可能で、将来の収入源となり得る点が魅力です。
投資で収入を得たい方は、投資目的や自分に合った投資方法を上記の情報を参考にして検討してみてください。

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