2023.07.29

2025年開催大阪万博会場へのアクセス向上!JR大阪環状線「弁天町」駅がリニューアル


■「弁天町駅」万博会場への利用者増大が見込まれるハブステーション

2025年開催予定の大阪・関西万博への取り組みの一つとして、大阪市港区に位置する「弁天町駅」のリニューアル計画を発表しました。
改札口を新たに設置し、駅舎の南口改札と北口改札の間に新駅舎を整備するというものです。


こちらの計画は、万博会場へアクセスのメインとなる大阪メトロ中央線とJR大阪環状線の乗換駅としての役割があることが需要です。
また、、既存施設の老朽化やバリアフリーへの対応が必要な点が挙げられます。



特に、大阪メトロ中央線は2024年度中に「夢洲(ゆめしま)」の万博会場まで延伸され、会場への直接アクセスを提供する唯一の鉄道路線となります。2025年日本国際博覧会協会による交通手段別の来場者内訳の集計によると、55%の来場者が中央線を利用する見込みです。


確かに、弁天町周辺には、複数のアミューズメント施設や観光スポットが点在しています。
2019年、温泉テーマパーク「空庭温泉 OSAKA BAY TOWER」が駅前にオープンしました。自転車を利用すれば、「京セラドーム大阪」へも簡単に行けますし、「海遊館」がある大阪メトロ「大阪港」駅へは2駅でアクセス可能です。

乗車や下車だけでなく、乗り換えを含めて、多くの人々が利用する駅です。



■「交通科学博物館」の跡地は新しい駅舎として利用されます。



JR「弁天町」駅の改良計画図(出典:JR西日本)


「弁天町」駅の改良計画では、2014年に京都鉄道博物館へ機能を移転し閉鎖された「交通科学博物館」の跡地に新しい駅舎が建設されます。


大阪メトロ「弁天町」駅でのスムーズな乗り換えを実現するために、大阪メトロは段差のないフラットな乗り換え連絡通路を共同で整備しています。
また、JR「弁天町」駅の内回りホームには、連絡通路に直接繋がる改札口が整備される予定です。


■大阪メトロの「弁天町」駅がデザインリニューアルを予定しています。


2022年4月、大阪メトロは御堂筋線と中央線にある9つの駅のリニューアルデザインを発表しました。


大阪メトロは2022年4月に「弁天町」駅のリニューアルデザインを発表しました(出典:大阪メトロ)。


大阪メトロの「弁天町」駅は、万博やIRへの乗り換えが増えることに伴い、明るく使いやすいデザインへとリニューアルされます。大型デジタルサイネージの導入により、照明と映像を使った演出が可能となり、駅がアートを体感できる空間へと昇華されるとされています。


「弁天町」駅は、万博期間中に利用客が現在の約3倍に増加すると予想されており、JRと大阪メトロは新たな姿に生まれ変わることになります。国内外からの多くの訪問者を受け入れるための機能とデザインを備え、大阪・関西万博の開催に向けて準備を進めています。

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