2023.04.22

不動産を複数所有するメリットとポイント

不動産投資において推奨されているのは、マンションの一室からスタートするワンルームマンション投資です。
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分散投資の観点から、不動産を複数所有する利点と、リスクを最小限に抑えて運営するための重要なポイントを紹介します。



■ポイント1: 不動産保有エリアの分散化


不動産投資を複数戸で行う際には、リスクを低減させることが重要です。
そのためのポイントは、「どのエリアの物件を買うか」です。
例えば、「東京と大阪」、「都心と郊外」、「学生都市とファミリー層が多い住宅街」など、本質的な地域特性や社会的な地域性を持つ、性質が異なるエリアで不動産投資を行うことを推奨します。


言うまでもありませんが、不動産は特定の土地に有り、移動することができないということです。
エリアを分散させる際には、次のポイントに注意が必要です。

【メリット1: 空室のリスクを減らすことができる】

不動産投資を行う方にとって、物件の賃貸需要の重要性は明らかです。
大阪市内やその郊外では、賃貸需要の特性が異なり、社会情勢の変化に伴い、需要が高まるエリアや物件の種類も変わってくるでしょう。


安定した賃貸需要が見込めるとはいえ、物件を学生街や都心部に集中させると、不測の事態によって保有物件の需要が急に下がってしまうということが考えられるのです。


このような状況を避けるためには、保有する物件の地域や、単身者向け、家族向けなどの物件タイプを分散することが良いでしょう。


【メリット2: 災害リスクを減らすことができます】

不動産購入時には、災害リスクを考慮して物件の地域を選定することが重要です。
先にも述べたように、不動産はその立地を変えることができないという大きな特性を持っています。
もし災害リスクの高い場所に建っている物件を購入してしまったら、地震や台風などの災害発生時に損壊や浸水の被害に遭ってしまい、賃貸経営どころでなくなる…といったこともあり得ます。


災害リスクはハザードマップで確認可能ですが、危険度が高いエリアの物件は避けるべきです。自然災害は100%の安全を保証するものではありません。

災害リスクが高いとされるハザードマップ上の危険エリアに物件を所有している場合、リスク分散のために他エリアでの物件購入を検討することで、災害リスクを軽減することが可能です。


■ポイント2: 購入時期の分散


不動産投資において分散すべき二つ目の要素は購入のタイミングです。不動産を購入する際には、通常ローンを利用します。複数の物件を同時に購入すると、金利が変動した場合に全てのローンの支払額が増加するリスクがあります。


また、同じ時期に築年数やリフォーム時期の近い複数の不動産を購入すると、同じタイミングで設備交換の時期を迎えることが考えられます。
一時期に多くの修繕費の出費が重なることを避けるためにも、時期をずらした購入が重要です。



■まとめ


今回は、不動産を複数所有する利点と重要なポイントを紹介しました。
これらはすべて、リスクを分散するために知っておくべき重要なポイントです。


また、分散投資のコツについても説明しています。

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